
【中華イヤホン】淘宝(タオバオ)より怒涛の片耳14ドライバのイヤホンを購入しました。
2016/11/05
最近多BAイヤホンが増えてきましたね。
【11/05追記】
なんとお馴染みのHCKさんのところで取り扱いが始まったそうです!
2016 New ETERNAL Super14 In Ear Earphone 14BA Drive Unit DIY HIFI Monitoring Earphone With 2Pin Interface Free Shipping By DHL
発送もDHLで早く、私が利用した時も送料も含めて若干ですが安価になりました。
恐らくは私の方でも利用できたと思いますが、2pinかmmcxコネクタの選択が可能です。
それでも日本円にしてザックリ10万はしますので思い切って買うにもちょっと勇気のいる金額です。
ご希望の方は弊社までお越し頂ければいつでも視聴できるように
致しますので気になっている方は是非是非ご利用ください!
確認しましたところ、お馴染みTwitterフォロワー割引という事で
ケーブル有 $919
ケーブル無 $899
どちらもDHLのシッピング料金は無料となるようです。
結構ニッチなところを突いてくる中華イヤホンの業者なのでこの機会に是非フォローしてみてください。
HCK Earphones
4BA 1DのRose Puddingを購入後すぐに出たのがHCK DZ7で6BA 1Dで、ここ最近出ましたETERNAL Super12で12BA
どれだけBA積んだか競争みたいになっているのを受け「では今1番多くBAを積んでいるイヤホンは?」となり、調べてみるとEMPIRE EARS ZEUS-XIVが14BAと1番多い様子。
お値段も282,900円(eイヤ調べ)となっておりそうホイホイと買えるお値段ではなかったので中華イヤホンで調べていますとなんと同じく14BAを積んだイヤホンがありました。
永恒 定制耳机12动铁单元发烧入耳定制动铁监听HIFI耳机
12BAと14BAが選べるようで、14BAのユニバーサルタイプ(パッケージ版)で約10万弱
価格はEMPIRE EARS ZEUS-XIVのおよそ3分の1程ですが、調べた限りBAユニット最多イヤホンということで購入してみました。
尚、このタオバオですがこのショップ特有かも知れませんが英語も日本語もダメなので、翻訳ソフトに頼るか中国語が扱える知人が必須となります。
注文後2週間弱で到着
配送料の問題?で香港を経由させたそうですが結構早かったです。
注文時とは別で送料のようなもの?を途中で支払い、挙句送料着払いで届くので+¥5,000円ほどかかりました。
なかなかごっついケースが届きました。
シェルは黒、フェイスプレートはシルバーのみとシンプルな構成にしました。
シェルは以下の色が選べるようで、フェイスプレートに関しては「言ってくれれば対応する」とのことでした。
尚、料金は追加になるがカスタムIEMにも対応している。
付属品はよく見るイヤーピース(大中小各1セット)とコンプライタイプが1つ。クリーニング用のブラシ、低音調整用のミニドライバー
パッケージ版を購入したのでケーブルが付属しています。
質のいいケーブルなのかも知れませんが取り回しが若干緩い。緩いというかフック部分がもうちょっと頭の内側寄りに巻いていてくれないと耳から外れやすい。
針金が入っているわけではなさそうなので地味に毎日調整していく必要がある。
とにかく大きい。そして分厚い。すんなり耳に入る猛者はいるのか
手に取ってまず感じたのが大きさと厚み。流石の14BAというだけあってかなり大きい。
4BA 1DのRose Puddingと比べるとこんな感じです。
正面から
下から
写真だとななめ向いているので少々わかりにくいですね・・・
綺麗なシェルだったのでコーティング & イヤーピース交換
プラスチックの筐体にドライバを詰め込んでレジンを流し込みましたといった感じの仕上がりでしたが、ボディは綺麗なのでガラス被膜コーティングをしました。
イヤーピースは先日購入したSpinFit SSを使用。同封のイヤーピースでは少々大きく、耳からかなりはみ出ていたのでこれに変えた途端耳へのおさまりも良くなりました。
思っていた以上にすんなり聴ける。今回は当たりか
視聴環境はおなじみiPod改造品に加えAK120の改造品、デスクトップPCからDENON DA-10を使用しました。
先日12ドライバのイヤホンを視聴してきましたが、解像度が高いというよりはBAの数だけ鳴ってますという印象を受けていた。これもそれに近いのかと思っていたところちょっと違う。
例に挙げるとER-4Sなど解像度の高いとされるイヤホンをいくつか体験しましたが、それに比べると「聴こえなかった音が聞こえる」という表現では足りないほど鮮明に聴こえるといった印象。
全域の音に関して無理なく自然に鳴らしているようで、それでいて刺さるわけでも低音につぶされる事もなく、非常に心地の良い鳴り方をしていました。
臨場感は割とある方ではあるものの楽曲によっては耳に近すぎるような印象を受ける事もあり、全ジャンルにおいて心地いいかと言われると個人差はあるものの正直難しい感じではあります。
この辺はエージングやイヤーピースの交換などで改善される事を期待したいと思います。
調整可能な低音はETERNAL Super12と一緒
このイヤホンの構成は低域ユニット4 中域ユニット4 高域ユニット3 超高域ユニット3とのこと。
実際何のドライバを使用しているのかは不明で「14单元动铁耳机都是娄氏动铁单元」と言われるのみでした。
こちらも裏面に可変抵抗が装備されていて、それにより低音の量を調整できる。
最大にするとダイナミック型程の深みはないものの、それでも最大だと少々疲れてしまいそうなほど必要十分な低音が出ている。
最小にした場合でも全く聴こえなくなるわけではなく、押しや沈み込みという部分が解消されている印象でした。
多BAの宿命?エージングの効果の程は
この商品が手元に届いたのが9月8日。Rose Puddingでは実に200時間ほどエージングをしなければいけないといった結果になっていましたが、元から印象の良いこのイヤホンはどうなるのか。
トータルにして10日程使用しながら結果をお伝えできればと思います。
耳もそれに慣れてきてしまうはずなので、私以外のスタッフにも協力をお願いしていこうと思います。
【1日経過(9月9日)】
エージングということもあり低音の調節も最大にしている。
なぜか低音よりも中音が強くなったように感じて全体的に非常にヘビィサウンド。低音を少し絞ろうかと思う。
【2日経過】
低音を4分の1ほど弱くしてエージング中。
高音域の残響感といいますか・・・「ィィィィィン」といった感じの響きが若干大げさだったのが自然になってきた。
【3日経過】
先日とそんなに変化を感じることはなかったのでテストとして4極ケーブルに変更。
ケーブルはオヤイデさんの2pinケーブル。UEタイプの用に覆いかぶさるタイプではないのでゴムチューブを履かせてみました。
強く感じた中域が元に戻るというよりかは若干落ち着きを取り戻したような感覚で、何より横の広がりが
更によくなったような印象を受ける。
【4日経過】
バランスケーブルを使い始めてからか横の広がりが日々増しているように感じる。
ただこれ以上広がると逆に嘘っぽく聴こえてしまうのでこの辺で落ち着いてくれると嬉しい。
【5日経過】
昨日とそんなに変化を感じなくなってきている。
このまま落ち着いたとしてももちろん十分に良く聴こえているので問題ない。
【6日経過】
この状態がエージングの終わりなのだろうか。特に変化を感じなくなった。
ついでに何種類かイヤーピースを試してみたが、ノズルの長さがプラスされるタイプのイヤーピースはこのイヤホンには合わない気がする。
【7日経過】
特に変化なし。エージングは完了と判断。
元の3極に戻して視聴してみる。横の広がりが気持ち狭くなる半面、材質の問題か低音はこちらのケーブルの方が重みがある。