
【中華イヤホン】失敗談
正規メーカーで買うと高価なイヤホンでも同じ(と言われている)部品を使った上で安価で済んだりと夢のある中華イヤホンですが、たまには落とし穴もあります。
今回はそんなイヤホンをご紹介します。
30017+IE800 DIY earphone Circle Iron
構成上はなかなかのスペック
この製品はハイブリッドタイプですが、こちらで使用しているドライバはTWFK-30017というニコイチの高音域BAと、おなじみの中E800のドライバ。
TWFK-30017
中E800のドライバ
中E800のドライバも音は悪くないのでそれにプラス高音域の補完がされるようであればなかなか優秀なイヤホンではないかと期待していました。
完全にどこかから拝借してる絵柄
まず商品ページにあるこの画像に非常に既視感を覚えました。
はい。AKG-K3003の商品ページですね。
せめて下部の日本語表記の部分も翻訳していればよかったものの、この右の赤枠中文を追加しただけという雑コラ状態。
おそらくは「ハイブリッドイヤホン」と言っているのでしょうか
音質は極めて残念。久々の感覚
開封後すぐに使用した感想は「音がでかい」のみ。何かこう、形容できるような良し悪しの感想は一切出てきませんでした。
以前にもあった通り、エージングを行うことで変わるかもしれないと思い200時間ほどエージングしましたが結果は変わらず。
ハウジングや線材など色々な要因はあるとしてもここまで音が悪くなるものか逆に不思議に感じてしまうほど残念な音色でした。
強いて例えるならばAMラジオにそこそこ質のいいヘッドホンアンプを使用したような聴こえ方という感じでしょうか・・・
今後使う予定はないので分解へ。
値段は7,000円前後と決して安くはないこのイヤホンですが、おそらく2度と使うこともないのでいっそのこと分解して何がここまで悪いのか調べてみようと思います。
理想
現実
何ですのこの部品は!!!
単品で部品を鳴らしてみましたがどちらも非常なまでにチープサウンド。ドライバの個体差と言われてしまえばなんとか・・・
なりませんよね。
早速バイヤーに確認。確信犯か
折角なので売り手に確認のメールをしてみました。
青➡私
赤➡バイヤー
「これ中身本当に写真のドライバ使ってますか?」
↓
えぇ。そうです。
↓
「(写真をスッ)これ同じ部品ですか?」
↓
そうですね。
↓
「調べると違う部品として登録されているんですが」
↓
私はバイヤーなので製品の中身に関してはわかりません
↓
「でもさっき同じ部品って言ってませんでしたっけ?」
↓
無視←イマココ
別に返金とかちゃんとした物を送って欲しいわけでもないのですが、確認をしても大体こんな感じになることのほうが多いです。
この製品が一概に全部こうというわけではなくたまたまハズレ製品だった可能性もありますが、最近は当たり品ばかり目立つ中華イヤホンなのでこういう事もあるという事を再認識しました。
返金や返品を希望する場合は当然ですが分解して中身を拝もうとしてはいけませんのでご注意ください。