
SonyよりCOPPERな最上位DAP「NW-WM1Z」他を発表。4.4mm端子を搭載
2016/09/09
Sonyは9月2日よりドイツで開幕する「IFA 2016」に合わせ、ウォークマンのハイエンドモデル2機種を発表するようです。
NW-WM1A
こちらはアルミニウム筐体で内蔵メモリは128GB
価格は1,299ユーロと日本円で135,000円ほど
NW-WM1Z
こちらは無酸素銅筐体採用で内蔵メモリは256GB
価格は3,299ユーロで日本円で342,000円ほど
どちらのモデルも日本での発売日や価格は未定となっている。
銅モデルの重さは455g。あの製品を彷彿とさせる
主なスペックは以下の通り
スペック | |
チップ | フルデジタルアンプ「S-Master HX」刷新版 |
出力 | 3.5mmステレオジャック / 4.4mmバランス出力 |
無線接続方式 | BlueTooth4.2準拠 (LDACコーデックサポート) |
ディスプレイ | 4インチ 854×48 |
搭載メモリ | NW-WM1A 128GB (MicroSDスロット搭載) NW-WM1Z 256GB (MicroSDスロット搭載) |
対応ファイル形式 | WAV , Flac , DSD , AIFF , AAC , MP3 , WMA , Apple Losslessなど |
バッテリー | 容量不明 (駆動時間は30時間) |
大きさ (縦x横x厚み) |
NW-WM1A 119.5×53.8×14.8mm NW-WM1Z 123×65.3×19.9mm |
重量 | NW-WM1A 267g NW-WM1Z 455g |
その多機能 | 音質補間機能「DSEE HX」搭載 |
素材によって重さが変わるのはわかるが、大きさも少し大きくなっているようだ。
4.4mmバランス出力製品はこれが初?Sony独自規格からは離脱
何かと特殊な規格をよく使うSony製品だが、今回は一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が以前に発表したバランス接続の新規格「4.4mm 5極端子」を採用した。
先頭からL+ , R+ , L- ,R-という3.5mm 4極のバランス接続からもう1つGNDを追加することで更なる音質向上を図った規格ではあるが、現在のところそれに対応した製品やパーツはあまり見かけていない。
バランス接続といえば3.5mmの他に2.5mm 4極のAK準拠と呼ばれる規格があるが、ここで新しい規格がいよいよもって現実味を帯びてきたようである。
【追記】DSD11.2Mまで対応しているようですが、3.5mmステレオジャックからはPCM再生のみでネイティブ再生ができるのは4.4mmジャックのみとのこと
わざわざそのために別回路を用意してるんでしょうかね・・・恐るべしSony()
Sony製4.4mmプラグのピンアサインが公開されました。
ピンアサインは規格に沿っていたようですが、醍醐味?である5極目のGNDが不使用になっているようです。
4.4mm 5極端子に関しては「5極目はDAPからアンプに繋ぐときのGND、またはアンバランス接続時のGND」とされているので、Sony機器専用のケーブルのみという焦点に絞ってしまえば規格上は問題ないことにはなっている。
認識としては「ただの太いバランスケーブル」ということでしょうか・・・
高級DAP=銅製品となりつつ・・・上限を知らない高級DAPの価格競争
この製品を見た人はまず「AK380 COPPERモデル」を連想したのではないでしょうか。
こちらの価格は50万を超え、現在のところポータブルDAPとしては最高値となっていいる。
筐体に銅を採用することで音質にも変化があるとなっているがその反面、酸化に非常に弱く手の脂など使用環境によってすぐに変色が始まってしまうのも銅の特徴である。
それを「味」として受け入れるのか、または磨き続ける事で常に光沢を保つのかという選択を強いられることになるのか、この製品では何かしらのコーティング処理が施されるのかは実に気になるところである。
ここ最近見受けるDAPには少なからずデザイン面や素材など「何か」を模したのかという印象を受けますが、逆に考えると色々突き詰めるとそこに行き着くのではという考え方もできる。
いつも独自規格でユーザーをにぎわすSonyですが、果たして今回はどのような製品となるのかこれからも期待してみたいと思います。