
【分解】Shanling M2を分解して水没修理をしてみました。
夏場のハプニング
私物として愛用している中国ブランドのプレイヤー、「Shanling M2」。
かばんの中に入れていたら気づかないうちに蓋の開いていたシーブリーズに漬物にされていました…。
夏場特有のハプニング。電源はあがらず充電もできず。ですがここで引き下がるつもりはありません。
分解して洗浄することにしました。
問題はどう殻を割るか
そもそもこのShanlingM2、現状日本では発売されていません。
なので検索した限りでは分解の方法が見つからなかったのです。
手探りで分解…
楽しくなってきた!!
◇使ったもの
・6つ星型ドライバー:T4
・プラスドライバー:PH1
・細いヘラ×2(ミツトモの04673を使用)
・精密作業用ピンセット(100円均一の先端がL字になっているものを使用)
ではやっていきましょう。
さて、外観を眺めますとネジは1つしかありません。しかし特殊な6つ星。
おまけにネジをはずしただけでは何も外れないし浮いてきません。
ネジを外した穴に再度ドライバーを突っ込み、テコで上に持ち上げるとパネルが浮きます。
その隙間にヘラを差し込んで長辺を浮かせていくと…
割と簡単に外れました。バッテリーの配線に注意しましょう。
バッテリーの配線はソケットに上から差し込まれていますので、下にヘラを慎重に入れてゆっくりと持ち上げて外します。
液晶のフィルムケーブルはストッパーのところに赤いホットボンドのようなもので簡易的な固定があったのでピンセットで除去してから外しました。
この基盤を持ち上げる方法ですが、まず赤丸部分7箇所のプラスネジを外します。
そしてSDスロットにヘラを入れ、バックパネルと同様にテコで上に持ち上げ、できた下側の隙間へUSB端子側からもう1本のヘラを入れて持ち上げました。
イヤホンジャックがフレームに埋め込まれているので下側からでないと持ち上がりませんので注意してください。
はい。無事3枚に卸せましたね。特殊ネジを使っているものの、分解の難易度としては簡単なほうではないでしょうか。
その後、基盤を洗浄して組みなおしてみました。
復活!!!!まだすべての動作を確認できているわけではありませんが、無事に起動して音が出るようになりました。
いやー焦った…。皆様もプレイヤーを初めとする精密機器の持ち運びには充分に注意しましょう。