
【中華イヤホン】その筐体はまさに紅豆…INGPING H60レビュー
さて今回は自前のイヤホンですよー。
「紅豆」とも呼ばれるカナル型。INGPING H60です。
購入したのは5ヶ月前ですが今更ながらに簡易レビュー。
INGPING H60
その名に恥じない色と小ささ。まさに紅豆といった感じです。外はブランドの「INGPING」の文字が大きく配置されています。
なお付いているイヤーピースは付属のものではなくSHURE SE215SPAについていたウレタンピースですので悪しからず。
デザインの統一性はピカイチですね。プラグの絶縁部まできちんと赤いのはすごい。
内側にはLRの表記。筐体は独特な形をしていますが凹凸のないシンプルさに加えて小さいのでちゃんと耳に乗ります。
SE215のイヤーピースが使いまわせることからもお分かりのようにステムはやや小さめです。
ちなみに…
某100円均一に同じような形をした「カラービーンズ」というイヤホンが売っていました。
実は意識してたりして…。
では聴いていきましょう
有形ランペイジ/FREELY TOMORROW 88.2kHz/24bit CDアップサンプリング音源です。
再生にはShanlingM2を使用します。
いざ再生…
全体としてはややクリアさには欠けるものの、まとまりが良い印象です。特に中音域の表現が上手いようなのでインストよりはボーカル曲に向くのではないでしょうか。
高音は少し控えめ。ハイハットにも金属感はあまり感じませんが出すぎず下がりすぎずの位置でしっかりと鳴っています。
中音は各音域のなかでも最もクリア。ギターのアルペジオやピアノのキレがとても気持ちよいですね。
低音は大きくてボヤけ気味。ですが他の音域を邪魔することなく鳴っています。ベースの弦を弾く音よりは弾いた後の重めの響きが強い感じ。
オススメ度☆☆☆★★
相場としては平均$20ほどのようですね。見た目の可愛らしさとそれに反してしっかりとした音。
ギターのアルペジオの表現が力強くも繊細に響くのでとにかく気に入りました。
嗜好品なので個人差はありつつも「この価格でこの音かよ…」という残念なイヤホンも存在するわけですが個人的には「紅豆ってどうなの?」と訊かれたら「(価格、デザイン、音質のバランスが取れていて)普通に良いよ」と答えるでしょう。
<文:かえる>