
VE MONKのそっくりさん?Elibuds Sabiaレビュー
「REV(@forREV)さんからお借りしました」シリーズ第15弾。なかなか大台に乗ってまいりました。
今回は中華イヤホンではありません。でも日本のイヤホンでもありません。
ELI Audioというインドネシアのメーカーのイヤホンです。
Elibuds Sabia
こちらElibuds Sabia。シンプルなインナーイヤーという感じですがこの背面のロゴ以外見た目が全く同じイヤホンがあります。
中華イヤホンでは有名な「VE MONK」です。
丁度私物で持っていますので並べてみました。
左がSabiaで右がMONKです。
ロゴとLR表記以外の筐体の作りは完全に一致。
表を向けるとどちらがどちらやら…。
なんでも、VE MONKと同じドライバを使っているそうですね。
筐体とドライバが同じなら同じ音なのかと思いきや、チューニングを変えてあるので音はそれぞれ違うのだとか。
では聴いていきましょう
有形ランペイジ/FREELY TOMORROW 88.2kHz/24bit CDアップサンプリング音源です。
再生にはAigo Z6を使用します。
いざ再生…
せっかくなのでMONKと比較してみたいと思います。
まず高音。MONKは基本的に綺麗な音を鳴らすものの、まれにピークを超えているのかややキツめに聴こえてしまうパートがありました。
SabiaではMONKよりはやや音がまとまりがちなものの、MONKにあったキツさが和らいでおり聴きやすい音になっています。
次に中音。ボーカルはMONKに比べると引っ込み気味。まれに楽器隊とのバランスが崩れて聴こえてくるときもあります。
そしてややエコーがかかった様に聴こえますね。SabiaのほうがMONKよりも音場が広いようです。
最後に低音。MONKは聴こえていないわけではないのですが鳴りが甘く、特にウッドベースのブリブリ感が表現できていませんでした。
一方SabiaはMONKよりもしっかりと鳴らしており、弦を弾いたときの揺れた音もきちんと聴こえます。
オススメ度☆☆☆☆★
このElibuds Sabia、現状購入できる経路が不明で価格も調査できなかったのですが、仮にMONkと同程度の価格であった場合は非常に高パフォーマンスな製品でしょう。
MONKよりもやや音のクリアさは劣るものの、全体的なまとまりがよく低音の質は格段に向上しています。
もし安価で入手できる機会があれば、インナーイヤー好きには是非持っておいていただきたい1本です。
<文:かえる>