
初回入荷即完売の実力は…Auglamour R8レビュー
おなじみ「REV(@forREV)さんからお借りしました」シリーズでございます。
まとめていくつかのイヤホンをお預かりできましたのでまたここから数回に渡りレビューを書かせていただく予定…いつもありがとうございます。
さて今回は某大手イヤホンショップで初回入荷分が即完売したことで話題になったアレです。
Auglamour R8
Auglamour(オーグラマー)という中国メーカーのR8という機種です。
個人的にはこのメーカーの最初のイヤホンであるR1を使用したことがありますが、$15程度と安価な割りにはとても明瞭な音を鳴らすよいイヤホンでした。
今回のR8はその流れを汲むイヤホン。某所で正規代理店としての販売が決定した際、発売と同時に初回分が売り切れ、一時入荷待ち状態になりました。
その某所では3万、5万、7万、10万レベルなんて言われていたようですが果たしてその実力はどんなもんなんでしょうか。
話題になって数ヶ月。今更ながら初聴きしていきたいと思います。
こちらが筐体。色はヘアライン加工が美しいシルバーです。
金属筐体はプラやシリコン製のイヤホンとは違い高級感を感じさせますね。
リケーブル対応の2Pin端子です。ただこの端子が結構クセ者らしく、他のケーブルを買ってみても極性が違ったりピンの太さが合わなかったりしてしまうそう。
一般的な2Pinで楽しむというよりは専用のリケーブルで楽しむ感じになりそうです。
自前の通称「毛イヤピ」で聴いていきたいと思います。
このイヤピ、ふざけた見た目ですがフィット感が良く非常に優秀です。
では聴いていきましょう
有形ランペイジ/FREELY TOMORROW 88.2kHz/24bit CDアップサンプリング音源です。
再生にはAigo Z6を使用します。
いざ再生…
ボーカルはやや引き気味。クリアに聴こえますがわずかに曇りがあるような…。
低音が強くドンシャリ傾向でしょうか。中音<高音<低音というバランス。
情報量は多く、様々な楽器が束になることなく聴こえてきます。
音場は普通~やや広め。
R1からすべてにおいて進化しているという印象です(価格が倍なので当然かもしれませんが…)。
オススメ度☆☆☆★★
Aliでは$30程度からという金額を考えればコストパフォーマンスは○。金属筐体のデザインも○。この金額なら購入して間違いないでしょう。
ただ国内での売価が4,500円となると…私は少し悩むかもしれません。
その理由として2Pinリケーブル対応をうたっているものの汎用性に欠けること、そのピンが奥まで刺さりきらずやや筐体と隙間ができてしまう点、高低音に比べて中音域がやや曇って聴こえる点が挙げられます。
残念ながら某所で言われる3万円~10万円という評価には一切同意いたしかねますが、低価格で優良なイヤホンとしてはその名を連ねてしかるべきイヤホンであると感じました。
<文:かえる>