
今日から愛国者。中華ハイレゾプレイヤーAigo Z6開封レビュー
2016/09/08
Aigo(月光宝盒) Z6
本日は自前で購入したプレイヤーが届きましたのでそちらのご紹介。
その名もAigo Z6。Aigoとは中国語で愛国者の意味ですね。ちなみに英語ではパトリオット。
DSD再生に対応したハイレゾプレイヤーで公称値では16~600Ωまで鳴らせるとのことですから出力も高いようです。
機能もそれなりに充実していますが何よりもデザインに惚れました。
※画像:メーカーページより
この四角ベースなデザイン、ガンメタリックで無骨ながらも高級感のある筐体。
しかもこれで日本円にして20,000円前後なのですからたまりません(LINEOUTが無いのだけが残念でしたが…)。
なお、出力の3.5mm端子は3極専用のようです。4極プラグでは片方から音が出ませんのでご注意を。
■スペック
サイズ | 約106×64×15mm |
重量 | 約160g |
ディスプレイ | 2.4インチTFT液晶 240×320 |
対応インピーダンス | 16~600Ω |
再生対応拡張子 | DSD:DSD64 DSD128(ISO、DSF、DFF)※DST非対応
WAV:192kHz/24bit FLAC:192kHz/24bit APE:96kHz/24bit ALAC:192kHz/24bit MP1、MP2、MP3 |
電池容量 | 2500mAh |
外部ストレージ | SDXC/128GBまで対応 FAT32/exFAT |
Aigo(月光宝盒) Z6 開封
では開けていきましょ~。
しっかりとした外箱。
帯状になっていてその中から更に箱が。
箱の中には最上段にプレイヤー本体と
下部の箱に付属品。USB、簡易説明書、説明書、保証書、検査合格証とケース。
USBのケーブル部分は布でカバーされていました。
カバーの裏には月光宝盒の文字。
本体の画面部分には初めから保護シートが貼ってありました。親切ですね。
マスクを剥がしました。では筐体をグルリとみていきましょう。
まずこの正面。2.4インチ液晶の下には操作用の5箇所のタッチセンサーがあります。
左上が決定、その右が戻る。中央が再生/一時停止で下段は項目の移動や前曲/次曲・巻き戻し/早送りになっています。
左側面。何もなくツルリとしています。
底面も同様。
右側面。左からUSB(充電/データ転送)端子、SDスロット、ボリュームです。
上面です。電源ボタンと3.5mmジャック。
背面には外箱と同じデザインとシリアルなどの表示となっていました。
Aigo(月光宝盒) Z6 インターフェイス
では電源を入れて軽く中を見ていきましょう。
こちらメニュー画面。再生中の楽曲・ミュージックリスト・ファイルブラウザ・再生設定・システム設定の5項目に分かれています。
システム設定の中の本体情報。ファームウェアはメーカーページにあり、更新時はSDにデータを入れて本体でアップデート操作を行ないます。
言語は英語、中国語(簡体)、中国語(繁体)の3種類のみですが再生画面では日本語も問題なく表示されます。
音量は最大で160になる様子。私はMusicMakerTW1で聴いて100~105程度がちょうどよかったです。
システム設定ではそのほかに画面消灯時間やタッチセンサーの光り方の設定など割と細かく設定できるようでした。
なお、写真はありませんが再生設定のほうではイコライザなども用意されていました。
しかしLossy Music Equalizeという表記なのでもしかしたらMP3などのロスレスではない音源にしかかからないのかもしれません。
ミュージックリストに入りました。
このAigo Z6の特徴でもあるようなのですが音源のプロパティを読み取り、88.2kHzを境にNormalMusicとHiFiMusicに分けてくれます。
NowPlaylistには再生中の曲が含まれているアルバム曲が表示されるようです。
プレイリストは追加したい曲に選択バーをあわせた状態で決定を長押しすると追加できます。
外部プレイリストが読めるかは確認していません。
再生画面その1。楽曲情報が表示されます。
ここで決定を押すと…
(楽曲に情報を埋め込んでいれば)歌詞が表示されます。
更に決定を押すと
アートワーク。歌詞はともかくアートワークは楽曲情報で表示して欲しかったですね。
また読めるデータになんらかの縛りがあるようで(画像サイズ?)楽曲に埋め込んであっても表示されるものとされないものがあるようです。
1つ大きな難点としてはミュージックリストで楽曲を選択して再生を開始してもこの再生中画面には飛びません。リストの状態のまま再生が始まります。
再生中画面に行くには戻るを長押ししてメニューまで戻り、再生中画面を選択しなければなりません。
ミュージックリストに戻る際も同様。これはちょっと面倒です。
では聴いていきましょう
イヤホンはTW1。曲はEGOISTの名前のない怪物。CDからリッピングして88.2kHz/24bitにアップサンプリングしています。
いざ再生。
音はあまり硬さはなく柔らかい印象です。音場はやや広めでしょうか。ボーカルは比較的はっきりとしています。
静かな感じというよりは明るい感じの、ボサノヴァなんかが合いそうな音の傾向に感じました。
曲によっては難有り?
手持ちの曲を雑多に回していたとき、まれに最初の0.5秒くらい音が飛んでから再生されるものがありました。
同じアルバム内でもそうなるものとならないものがあるためこれは何が原因なのかよくわかりません。
※追記:メーカーに問い合わせたところ最新ファームのバグのようだとのことです。
ですが全体的には価格を考えれば充分な性能であると思います。
安価なプレイヤーを探している方は候補に入れてみてもよいのではないでしょうか。
<メーカーページ>
<文:かえる>