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今ではレトロ。PanasonicのポータブルCDプレイヤー「SL-S150」を修理などしました。

今ではメディアプレイヤーやスマホで音楽が主流ですが、そんな今でもライブやコンサートの現場で音楽の販売はCDなんですよね。

逆にMP3やFlacなどでその場で販売されても結局家に帰るかPCを持ち歩いて同期、コピーしないと聴けないので買ってすぐ聴くということは難しくなってきたのかもしれません。

 

さて、そんな折ですが今回は少々難ありのポータブルCDプレイヤーが安く手に入りましたので修理して使おうと思います。

Panasonic SL-S150

SL-S150

 

主なスペックは以下のとおり

DAC 2DAC(型式不明)
チャンネル数 2chステレオ
デジタルフィルター 8倍オーバーサンプリング
再生周波数帯域 20Hz~20kHz(+0.5dB,-2.5dB)
S/N比 92dB以上(EIAJ)
ヘッドホン出力 最大5mW + 16Ω可変

 

電源部に問題あり。ただこの時期の製品にしては状態良し

この製品はオークションサイトで購入したが「電源に難あり」との事で調べてみると、難ありというか電源が入らなかった。

SL-S150.2

外見は綺麗だった。

 

早速分解・・・ついでにちょっと改造します。

ポータブルCDプレイヤーの修理は割と多く受けており、液晶などの汎用性のない部品以外の修理は今時のDAPよりはるかに部品が大きく扱いやすい。

今回は一瞬電源は通っているようなので電源周りのコンデンサを交換。

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昔っぽい色合いの基盤ですが、ここに見える緑色の基盤は今回の修理に合わせて改造した部分。

黄色く見えるのはカップリングコンデンサで、既存のコンデンサからPARC Audioのコンデンサと裏面にタンタル1000uFを挟んでみた。

下の銀色の四角い箱はクロック。16.9344Mhzで0.1ppmという高精度クロックを盛り込んでみた。クロックについては動作用の回路も含め自作品。

 

complete

ちゃんと電源が入り、CDの再生も問題なくできるようになりました。

 

当時はアップサンプリングは常套手段?8倍オーバーサンプリングの実力は

今では機器によってはアップサンプリング機能が備わっているDAPもありますが、この頃は常時アップサンプリングをする事もあった様子。

8倍となると再生周波数帯域はともかく音源の扱いとしてはハイレゾに分類されるのだろうか・・・

実際に手持ちのハイレゾ音源とCDで再生してみたが、結果はそもそもプレイヤーが違うので音が違う。当然といえば当然だが、一昔前の機体といってバカにできるものではなかった。

逆にハイレゾ音源だということでCDよりは良いはずだろうと思っていると気軽に覆されるような音作りだった。

コンデンサやクロックの変更もしたことから音質は抜群。一昔前のCDプレイヤーだということを忘れそうなくらい繊細で聴きやすい感じにまとまりました。

 

1台は持っておくべき?ポータブルCDプレイヤーの利便性

機種によりメーカーにより音の傾向の違いがあるのは今のプレイヤーと変わらず面白い部分で、コレクターも存在する程なので今でも若干だが人気はある。

この機体に関してはアンチショック機能はないので持ち運びには適していないが、オークションサイトでも数千円程度でアンチショック機能が備わっている機種もあるので1台持っておけば持ち運び等かさばる可能性は大きいが、CDを販売している場所に行く時には誰よりも早くその音源を耳にすることができる。

電池も今の充電型と違い、単3や単4を数本と大飯ぐらいでありつつも充電切れで使えないという状況になりにくい事もあり、音楽好きな人は何かのタイミングで1台は持っておいてもいいかもしれないなと感じました。

 

今回のクロックは弊社で販売も行っています。

先ほどのクロックですが、知ってる範囲では2万を超える高額商品なので今更組み込む金額としてはちょっと無理があったので作成いたしました。

金額は\5,800(税込み)で、周波数などはお持ちのポータブルCDプレイヤーの型番などからご相談ください。

組込みも行っておりますのでお手持ちの機器がありましたら是非気軽にお声がけください。

 

 

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