
【開封レビュー】TINHIFI T3
2019/06/04
引き続きL.S オーディオ様よりいくつか視聴機としてご提供いただきましたものを聴いてみたいと思います。
TINHIFI T3
※クリックするとAmazonのサイトに飛びます。
付属のケーブルは派手め
接続はmmcxととなりますがケーブルが金銀+カーボン柄のプラグと男心をくすぐります。
mmcx端子手前で曲げられているので装着はSHURE掛けとなります。
形状的には通常通り取り付けることも可能ですが、先ほどの通りケーブルが耳掛け式の形状をしているのでケーブルを交換した方がよさそうです。
1BA+1DD構成
前モデルのTINAUDIO T2は2DDとなかなかの構成でしたが今回はハイブリッド型。
T2はクセはないながらも独特の音という感想でしたが、こちらは特に高音域がすっきりしたような印象を受けました。
低音域については前回同様硬質で輪郭のハッキリながらも少し弱めで、金管楽器系の楽曲であれば映えそうです。
また他のイヤホンと比較すると、プレイヤー毎の特色やイコライザー、DSPなどの変化が1番わかりやすく感じ取れるような気がします。
計測した特性はこんな感じでした。
T2はこんな感じです。
並べて比較しますと、
赤線 : T3
黒線 : T2
総評☆☆☆☆☆
最近1BA+1DDというハイブリッドイヤホンを多く視聴しましたが、その中では個人的にはトップクラスの優等生サウンドでした。低音域で聞き疲れすることもなく、高音域で刺さりを感じることもなく長時間使用をするならばコレといった感じです。
バンドサウンド全般では音が混ざって潰れることもないほどの分離性能なのでいいと思いますが、逆にアンビエントありきの空間系サウンドだと濃厚さに欠けた印象を受けてしまうかもしれません。
また価格帯も8,000円弱とお手頃なので、前モデルのT2とT3で聞き比べてどちらか1本は持っておいても良いといえる1本です。
弊社視聴リストに追加いたします。
六本木―ディオでは、各社よりお借りしている物や個人で購入したものなどの視聴が可能となっております。
大型のオーディオショップと比べると立地もあまり面白いといえる場所にはありませんが、何かのタイミングで近くにお立ち寄りの際は是非ともお越しください☆