イヤフォン

【3BA】NICEHCK DT300開封レビュー

※3/11:100時間以上エージング後の感想を追記しました

こんにちは。かえるです。ひっっっっっっさびさのイヤホンレビューとなります。

お時間のある方はよろしければお付き合いください。

NICEHCK DT300

NICEHCK DT300。界隈ではおなじみ、HCKさんの新作です。構成は片側3BAで計6BA。

なお、今回は日本での試聴環境を提供したいというご意向からサンプル品としてお預かりしました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

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ではまずザックリと○・×の各ポイントを挙げてみましょう。

GoodPoint

個装が丁寧

定位が左右に広い

ボーカル(中音域)が明瞭かつ近い

BadPoint

長時間エージング必須

付属イヤーピースの質

付属ケーブルの黄変

※各項目をクリックで詳細へ飛びます

 

では開封していきましょう

Amazon経由でお送りいただきました。


 

紙製ながら高級感のある外箱。


 

ファスナー部分まできっちりと収まる緩衝材。ケースはセミハードで持ち歩きにちょうど良さそうです。


 

ケースの下にはインフォメーションカードがありました。


 

こちらが内容物。本体もそれぞれ個装されている心遣いは好印象です。

付属のイヤーピースはシリコン製がS/M/Mで3種類、ウレタン製がS/M/L(Mはグリーンで装着済み)で3種類の計6セットでした。


 

ケーブルは銀線で、クリアな本体とよく合います。分岐には製品名がプリントされており、スライダー付きです。


 

リケーブル方式はMMCX。R側に赤点で印がありました。耳元はガイドが入っておりSHURE掛けが容易になっています。


 

プラグはL字の金メッキステレオ3極。形状には好き好きはあるでしょうがL字は断線しづらいとされていますね。


 

綺麗に仕上がっている銀線なのですがところどころ黄変が見られました。チューブのものでしょうし音質に影響はないはずですが少々残念。


 

次に本体。形状はかなり小ぶりで、SHUREのSE215・SE535あたりを彷彿とさせます。


 

小型BAが2つ、大型BAが1つの計3BAが確認できますね。


 

ステムにはフィルターが。径やSE215やER4Sなどと同じなようなのでイヤーピースを変更する場合は参考にしてください。


 

フェイスプレートがないので配線がよく見えますが綺麗にまとまっています。


 

では聴いていきましょう

再生機器はiPod5G改。28時間ほど鳴らしてからのレビューになります。

曲は早見沙織/ESCORT 44.1kHz/16bit CDリッピングしたFlac音源です。

ひとまずは初めからついていた緑のイヤーピースで。

 

いざ再生…

 

うーん、篭もりが気になる。まるでタオルを1枚噛ませたような聞こえ方です。ではシリコンでは、と交換してみるも(多少は取れますが)劇的改善は見られません。

ならばとSE215の付属ウレタンピース、通称「弾丸」に交換してみました。するとなかなかクリアな鳴りに。

イヤーピースに極端に依存するのか…?などと考えつつ、プレイヤーのパワー不足も考慮しここで再生環境にBreezeAudio E47を追加してみます。

すると、まだわずかに曇りがあるものの駆動力が上がったためか違和感のないレベルまで変化しました。

 

と、ここで別の作業が入り手がふさがってしまったので追加で2時間ほどエージング。改めて聴いてみると先ほどとは比べものにならない位クリアになっていました。

どうやら立ち上がりが悪い子のようですね。30時間以上のエージングは必須と思ったほうがいいかもしれません。


 

では改めて聴いてみた感想を書いていきたいと思います。

 

まず一聴して感じるのは中域の圧。かなり手前で鳴っており特に歌声を重視したい曲に向くと思います。

ただしボーカル、ピアノ、ギターなどが全て手前に来るので曲によってはごちゃついてしまうかもしれません。

高域はBAらしく繊細。金属筐体ではありませんがやや硬めの質感です。

低音はかなり控えめですがその恩恵を感じられないほどではありません。

 

音場はさほどありませんが左右の定位に余裕がありほぼ真横で鳴ります。曲によって好き嫌いが出るでしょうが個人的にはエレクトロなどは楽しめるのではないかと思いました。

 

オススメ度☆☆☆☆★

正直に言ってクセの強い機種だと思います。開封状態では曇り方がハンパじゃなかったですし、付属のイヤーピースでは本領を発揮できていない感も。

ですが長時間かけてエージングをすることで育てる楽しみがありますね。30時間を越えるまでと越えてからの差を考えればここからさらに時間をかけることで相当化けるのではと期待させてくれます。

このままエージングを続け、100時間以上鳴らしたタイミングでの感想を追記する予定です。

 

<2018/03/11 追記>

さて、鳴らし続けて100時間以上が経過しました。

改めて聴きますと音の定位感、分離が良くなっています。中域が比較的ごちゃつくという印象でしたがそれぞれの楽器がきちんと分かれて聴こえるようになりました。

曇りもかなり薄まりはっきりとした出力に。ただしバランスはやはり中域が一番多く、低音も控えめですね。

高域寄りの中域が一番得意なのかもしれません。ピアノのインスト曲にはかなり合うのではないでしょうか。

六本木オーディオで試聴できます!!

冒頭でお伝えしたとおり、今回このDT300をサンプルとして配備させていただくことになりました。

国内で試聴できるのは(恐らく)弊社のみなので、気になる方は是非いらしてください。

<文:かえる>

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