
【中華イヤホン】KZ ZS3 後発ロット開封レビュー
2018/04/12
KZ ZS3後発(後期)ロット
ご無沙汰しております。かえるです。
今日は以前取り上げたイヤホンがロットが変わり、見た目などが変化したようなので改めて書いていきたいと思います。
KZ ZS3。2PINタイプのリケーブル可能機種ながら2,000円を切る、KZらしい低価格で人気の機種。以前お借りしたものとして記事を書きましたが、今回はそちらと外見を比較しながら見ていきたいと思います。
なお、今回はAliexpressのセラーであるWooEasyearphoneさんの国内Amazon店舗より購入しました。
Wooeasy KZ ZS3 広い音場インイヤー式ヘッドフォン マイク (ブラック ZS3 mic)という商品名で出品されています。
ではまず開封から。
以前は製品ごとにパッケージにばらつきがあったように思いますが、ZSTといいATRといい、最近のKZ製品はこのタイプのパッケージに統一されているようですね。
中身は本体とケーブル、イヤーチップ(S/M/L各1セット※Mサイズは本体に装着済み)となっていました。

今回
IEM型のため、ケーブルは耳の部分に針金が入っています。この青みがかったケーブルは以前のロットのものと変わりませんね。

前回
ケーブル側のLR表記も変わらずですね。

今回

前回
では肝心の本体を見ていきましょう。

今回

前回
個人的には以前のマットな質感が気に入っていたのですが、後発ロットではツルリとした安っぽい質感になってしまいました。ちょっと悲しい…。

今回

前回
質感の違いのせいか印刷の方法や一部フォントのサイズなどが違うようですが、「Left」「Right」「ZS3 in ear」などの表記や配色場所は変わらずでした。
では聴いていきましょう
再生機器はTL-T51。
曲は早見沙織/ESCORT 44.1kHz/16bit CDリッピングしたFlac音源。およそ15時間ほど使用してからの感想になります。
またお恥ずかしい話なのですが、初期ロットを聴いたのが随分と前の話でどのような音だったかさっぱり覚えていないので、比較ではなくこの機器単体の印象を記載します。
いざ再生…
低音寄りのチューニングながら中音や高音が埋もれるほどではなく、ボワつきもあまりありません。重厚な感じがジャジーなこの曲にしっくりと来ます。
ボーカルは近めで少しウェット。ごく稀にサ行の刺さりを感じることがありますが基本的には気になりません。ピアノやサックス、ギターはやや柔らかさのある、優しいながらも力強い音です。
そして特筆すべきはその音場でしょう。上下にはさほど伸びませんが左右の空間が広く、分離も良いためボーカルやそれぞれの楽器の音が混ざることなく感じられます。
オススメ度:☆☆☆☆★
以前のものは2PIN端子が緩く、少々使用に不安が残るものだったようですが今回ものはそんなことはなくきちんと嵌りました。自己のレビューではありますが、文面を見る限り音質も良くなっているのではないかと思います。なお、少々筐体が大きいため、収まりはいいものの長時間つけていると耳が痛くなる可能性がありますのでご注意を。
音場の広さや低域の重厚さから、ジャズやクラシックなどに向くのではないでしょうか。価格も非常に安価であるため、普段あまりイヤホンにこだわらないという方にも気軽に進められる1本だと思います。
<文:かえる>