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iBasso DX80 レビュー & 分解してみました

先日お花見をしついでに近所を散歩してみましたが、日中こそ暖かくなってきたものの夜はやはり寒いですねぇ・・・

 

BOSSです。

 

さて、DX90は弊社でも部品交換などを受け付けておりますが、今回は後継機種であるDX80をお借りしましたのでササっとレビューします。

 

iBasso DX80
※クリックすると商品の紹介ページに飛びます。

 

画面は大きく、物理ボタンは以前のまま採用

本体の大きさに比例して液晶画面も大きくなり、ジャケットの表示なども必要十分に表示されています。

 

ジャケット情報のない楽曲の場合はこちら

ちょっと寂しいような雰囲気の画像ですね。

 

タッチパネル搭載なのはよく見る最近のDAPと一緒ですが、DX90の頃からあるこの3つのボタン。純粋に曲戻し、再生/停止、曲送りなのですがこれが慣れてしまうと画面を見ずに飛ばしたり停止できたりと持ち歩いている時の使い心地は非常に良いです。

 

DSD対応はもちろんのこと、MEMSクロックを採用

DSD128(5.6MHz)に対応しているのは流石今どきのDAPというところです。

ただDSDの音源で発売されているものは個人的にあまり興味がないのがまだ残念なところです・・・

採用されているクロックがMEMSと呼ばれているタイプのもので、水晶ではなくシリコン製のものを使用したクロックとなっております。これにより周波数安定度と低位相ノイズ、低ジッタにより高次元の音質を実現しているようです。

 

音質的には◎ ただ少々発熱が少々問題か

DACはCIRRUS CS4398が使用されており、左右で別々に駆動する2DAC仕様。

 

視聴には14BAを使用します。

4極プラグを使用していますがそのまま使用できます。

 

高音域の伸びはよく、それでいて今どきのTheハイレゾですといった感じの嫌味さは感じない、ドライな傾向で非常に聴きやすくまとまっています。

中域は伸びこそは良いものの後述の低音の独特さも相まって若干埋もれ気味。とはいってもボーカルが引っ込むことはなく、空間は非常に良く感じますが、残響音的なものは損なわれてしまいそうな感じがしますがそういう楽曲を使用しない限りは割と良いのではないでしょうか。

低音域はDX90の頃からそうですが、他のハイレゾ対応を謳う製品から1歩抜いてしっかりしているのではないでしょうか。キレもよく沈み込みもありますが、それでいて他の帯域を邪魔するほど張り出ても来ないという非常に好きな感じがします。

動作的には特に問題ないとは思いますが、時折タッチパネルの反応が悪かったり1つ前の動作が後になってから反映されるような場面がいくつかありました。FWの更新でよくなるといいですね。

視聴をしていてしばらくしたところでわかりましたが、このDAPは結構発熱します。電池が切れそうな場合に充電しながら使用した場合などは冷却面なども視野に入れた方が良いかもしれません。

操作性は本体のエッジに指が引っ掛かりはしますが、材質的にはハダカのまま使っているといつかストンと落としそうな触り心地で、ケースに入れると先ほどの通り熱の問題もありますのでご注意を。

 

さて分解します。

音質の評価や細かいレビューは他のサイトにお任せいたしまして、許可を頂いたので早速分解していきます。

 

1.左右のゴムを外し、4本のネジを外します。

この辺にありまして、両面テープでくっ付いているだけなのですぐに外れます。

元に戻すときは剝がれやすくなる可能性もあるのでキチンと接着しましょう。

 

2.上下のカバーを引き抜きます。

1のネジを4本外した時点で既にぶかぶかし始めるのでまっすぐ抜くと普通に取れます。

ジャックが引っかかって取れない場合はまっすぐ抜くというのを意識してみてください。

 

3.ヘラを使用して液晶側を外す。

今回は液晶側を先に外す構造のようです。

ちょっと持ち上げると隙間ができますので、そこにヘラを入れましてツメを外しながら一周しますとパカっと外れます。

この時液晶とタッチパネルのケーブルがまだ基板と接続されているので持ち上げすぎたりヘラを突っ込み過ぎないように気を付けてください。

 

4.こんにちわ基板

正面に見て左側に液晶とタッチパネルのケーブルがあります。

ツメを持ち上げればするっと抜けます。

画面を浮かしたときからボタンは外れ始めますので早々に取りにぞいて挟んだりしないようにします。

 

5.5本のネジを外してメイン基盤を取り外します。

写真が少し暗かったので思い切り明るくしましたが、赤い〇で囲んだ部分にある5本のネジを外します。

1番右上は剥がすと敗れるタイプのシールなので気にせず破いていくか慎重に剥がします。

下の1つはコンデンサの下にありますのでゆっくり持ち上げればすぐに見えます。

 

下にあるコンデンサは左から

10V 100uF x2 , 50V 22uF x2 , 10V100uF x2 となっていました。

 

6.こんにちわ基板

取り外した基盤の裏側です。

見てわかるオペアンプは右の4個あるうちの1番左のみで1602Aを使用していましたが、残りの3つは表面が削られていて判別不能となっていました。

右下に大きく見えるコンデンサは10V 470uF x2

 

今回使用されているMEMSクロックやDACなどは表面の金属プレートの下のようですね。

クロックなどの交換を検討している方はそこまで取り外す必要があります。

 

バッテリーは表記の通り3600mAhでした。

 

改造の幅はありそうなものの、使用しているパーツは不明

実際に先ほどの金属プレートを外した画像などは海外サイトにもありますが、実際に何のオペアンプを使っているのかなどは見つけることができませんでした。

カスタムファームが人気のようですが、パーツ交換系はあまり人気がないのかもしれません。

特にいじらずとも音質もよく、ファームウェア次第では十分に使えるDAPだとは思いますが、弄らずにはいられないGEEKな方は是非ご参考にしてみてください☆

 

<文 : BOSS>

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