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EtymoticResearch ER-6iレビュー

Etymotic Research ER-6i

やっぱりEtymoticResearchといえばER-4Sを始めとするER-4シリーズですよね。私もかつて、持ってはいませんがER4Sの音はロングセラーになるだけはあると納得させられました。

そんなEtymoticResearchですが、とある機種がヤフオクで販売されていたので購入してみました。

ER-6i。なんと12年前の2005年発売。

兄弟機にER-6というのがあり、それをベースにインピーダンスを16Ωまで下げたのがこのER-6iなのだとか。

最近の機種では、iPhone向けにリモコンマイクの付いた機種などでモデル名に「i」を入れたりすることがありますが、このER-6iの「i」はiPodの「i」らしいです。12年前にはiPhoneありませんしね。

ER-4の位置づけとしては下位機種にあたり、白と黒のモデルがあるそうです。中古なので本来クリアな樹脂部分が黄変していますが機能には影響ないので気にしません。

ではざっと眺めていきましょう。


 

筐体の裏面にはこれ以上ないってくらいのLR表記。これで間違える人はまず居ないでしょう。

ステムは筐体そのものが小さいので太く見えますが、比較的一般的な太さ。ER-4と同様にフィルターが取り付けられており、こちらは交換が可能です。

 


 

一部クリアになっているのでBAドライバーが確認できますね。1発構成です。


 

ER-6iも装着にあたっては耳奥にねじ込むことになるので、タッチノイズ対策のイヤークリップはほぼ必需品です。


 

合革のケース。クッション性が高いです。

その他、プラグは3.5mm金メッキステレオ3極。ケーブルがかなり細く、断線が心配です。

 

では聴いていきましょう

再生機器はTL-T51

airo-s-t

曲はLia/鳥の詩 44.1kHz/16bit CDリッピングしたFlac音源です。

 

いざ再生…

 

ドンシャリ傾向ですがバランス良くまとまっており、インピーダンスが低いおかげかBA1発の割にはしっかりとした低音が出ていますね。音場は全体的には狭くも広くもなく普通ですが奥行きのある感じ。

高音は残響が薄く響くような感じのないシャリついた音。あまり響かないのでイントロのピアノもどちらかというとキーボードっぽい音に聴こえます。

中音、ボーカルはウェット。艶があるので、ゲーソンやアニソンももちろん良いのですが、ジャズやボサノヴァなどのほうが合いそうです。

低音はベースのブリブリ感やバスドラのアタックをきちんと感じます。低音が不足しているとは思いません。

意識せずに曲を全体として聴くと「あー、こんなもんか」と思うのですが、個々の音に耳を澄ませてみると分離の良さに気づきます。音が束にならないようきちんとそれぞれの音を出しながらも、それぞれが主張しすぎてバランスが崩れるようなことのない、上手くまとめられた音造りになっていますね。

 

オススメ度☆☆☆★★

昨今は非常に安価ながら性能の良い製品が多く登場しており、ER-6iは(間違いなく良い性能は持っていますが)一昔前の製品ですから費用対効果で言えばそれほど良いとは思いません。

ですがその遮音性の高さ、コンパクトさ、リスニング向きの音造りはER-4Sとはまた違った体験をさせてくれます。

Amazonでは20,000円をオーバーしているため、今更新品で買うほどではありません(というかその価格ならER-4を購入したほうがいいでしょう)が、もし安価な中古品に出会ったならば検討してみてください。

<文:かえる>

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