
【中華イヤホン】Macaw RT-10レビュー
本日は、中古で購入したイヤホンが届きましたので早速。
Macaw RT-10
中古ではありますが、付属品に欠けはなく外箱も綺麗な状態でした。
開封。現在の相場が最安のGearbestで約2,000円、その他が約3,000円~4,000円とかなりバラつきがありますが、いずれにせよ低価格帯になるのでしょう。
DZAT DT-05もそうでしたが、こちらも外箱や緩衝材含めてしっかりとしています。
さて中身のほうですが、イヤホン本体と、なにやらカラフルなパーツが。
このDT-10、フェイスプレートの着せ替えができるようになっています。この赤と緑のプレートは換装用というわけですね。
次にその他の付属品を見ていきましょう。
まず取扱説明書。折りたたみや冊子状のものは多くみてきましたが、ハト目で留められているのは初めてです。
中身は表裏で英語/中国語の記載になっていました。
イヤーピースは金属のプレートに収まっています。この手のプレートはプラスチックの場合が多いと思うのですが、こちらのほうが高級感があっていいですね。
そして付属品の袋にまでロゴを刻印するこだわりっぷり。低コストの中でも妥協はしない姿勢が感じられます。
そしてソフトケース。合革だと思うのですが、しっとりとしていて滑らかな手触り。
黒地に金の糸が使われ、ロゴも金字になっているので落ち着いた配色になっていますね。
最後に本体。筐体はプラスチック製のようで、正直なところ高級感はありません。
しかし極端に安っぽい印象はなく、マットな質感の筐体とグレアなフェイスプレートの対比が実に綺麗です。
ステムは太くもなく細くもなく。実に一般的。
着せ替えについてですが、プレートは本体後方に向けて押してやると簡単に外れますのでかなり容易。
ただ、個人的には先ほどのビビットな仕上がりのプレートは着けないと思います…。
プラグは3.5mmステレオ金メッキの3極。プラグ部よりもカバー部のほうが小さく、かなりコンパクトです。
分岐部までしっかりとメーカー名が入っていました。スライダー付きは収納時に便利なのでちょっと嬉しい。
ケーブルは中華にありがちなゴムゴムケーブルではないものの、程よく弾力があります。
全体的に黒金でまとまっているので、フェイスプレートはこれが一番しっくり来る気がします。
では聴いていきましょう
再生機器はTL-T51。
曲はLia/鳥の詩 44.1kHz/16bit CDリッピングしたFlac音源です。
いざ再生…
正直なところ、音のクリアさには欠けます。ですが音域のバランスがよく、音の個々の粒立ちがはっきりとしているために、非常に聴きやすい。
低域はボワつかず、しかし締まってもいない音です。一聴すると大して主張を感じないのですが、よく聴くとしっかりとバスドラのアタックを感じ、他の域を邪魔しないながらもきちんとした存在感があります。
中域、ボーカルはウェットな印象。しっとりと艶っぽい音を鳴らすので女性ボーカルの曲はよく映えます。
高域は少し引き気味で、耳に刺さらない柔らかめの音。心地よくアクセントを与えていますね。
音場は広くはないのですが、その音の粒立ちの良さによってきちんと空間を感じる音造りになっています。
オススメ度☆☆☆☆★
2,000円なら大満足。3,000円~4,000円でも、この音質とパッケージの内容の充実っぷりを考えれば充分満足できるでしょう。
先述しましたが、粒立ちがよいのにまとまりがあるので音がスッと耳に入ってきます。
なお、個人的な印象としては、激しい曲よりもアコースティックやジャズなどが合うのではないかと思います。
国内での入手経路がないのが残念ですが、モニター寄りの音が好みという方は機会があれば聴いてみてほしい1本でした。
<文:かえる>
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