プレーヤー・アンプ

【改造サービス開始】iBasso Audio「DX90」を改造してみました。その3

2017/02/15

前回に引き続きiBasso Audio DX90の改造をしていきます。

 

本来でしたらメモリも届いていて作業するつもりでしたが約2か月弱フライトしたままなので、DX90の改造はこの辺で最終回するつもりでしたがまだ続くかもしれません。

 

クロックの交換

DX90のDACはES9018K2Mですが、使用されているクロックは45.1584Mhzと49.152Mhz。

調べてみると256fsがマスタークロックのルールと言われていますが正直不明。176.4khz(DSD256)と192khz(DSD256)では45.1584Mhzと49.152Mhzが安定するといったようですが、普段からよく使う音源は44.1kHzと48kHzなので11.2896Mhzと12.288Mhzが良いということでしょうか・・・

これを更に90.3168Mhzと98.304Mhzにしたらどうなるのかと思いまして実験してみることにしました。物は試しということで・・・

音質向上というよりかは動くのかどうかという実験的な内容になります。何か変化を感じれるといいですね!

 

1.クロックの購入

何気にこれが1番苦労しました。90.3168Mhzと98.304Mhzを探すことになるのですが国内はおろかDigi-keyにも在庫はなし。

Aliexpressで同じショップから2種類とも発見しましたのでそちらを注文するも届くのに約2か月かかるという事態でした。

必要ないのに10個セットでしか売ってませんでしたorz

 

元々搭載されているクロックより大きくなるので使用する場合は配線が必要になります。

 

2.クロックをはずして配線し直す

DX90のクロックは4つ足タイプなので取り外す場合は盛り半田&こて二刀流というスタイルがおすすめです。

今回用意したクロックは既存のものとピン配列から動作条件もほぼ一緒なのでそのまま配線していきます。

 

配線には0.3mmの銅線を使用しました。

 

当然といえば当然ですが、クロックを外したまま再生するとどうなるのかやってみたところ、AK120とは違い再生はしているようですがノイズのみしか聴こえない状態になりました。

AK120の時は再生を始めても時間のカウントが進まず音も出ないといった状態でしたが使っている部品によって挙動は全部違うようです。

 

2048倍でも普通に再生可能

交換後にドキドキしながら再生テストを行いましたが結果としてはあっさりOK。今までと変わらず再生してくれました。

クロック変更(倍化)によって大きく変わったとすれば、機器の個体差のようですが再生時に頭切れをしつつフェードインするという症状が全くなくなったことでしょうか。

音質的には以前よりも全体的にカッチリしている印象で、低音のアタックが強くなったような気がします。解像度にはほとんど変化を感じず、横の広がりが増したような感じでした。

特にこのまま使っていても問題なさそうなのでしばらく鳴らしこんでみようかと思います。

 

DX90のカスタムをサービスとして開始します!

Twitterのフォロワー様並びに来店時にご依頼いただいたりとなってきたのでいっそのことと思いDX90の改造を弊社で行うようにしました。

とはいってもコンデンサやオペアンプの変更は部品の選定が人の好みによって違うのでどうしようか悩みましたが、可能な限りいろんな方法で対応していこうと思います。

 

DX90カスタムメニュー
名称 内容 価格 備考
イヤホンジャック4極化対応 GNDの接続をLR別に分けたジャックに変更します。 ¥4,800 ジャック代込。1箇所の値段です。
コンデンサ変更 見た目Limited Edition化 ¥5,800 KT50V22uFを4個使用します。
指定のコンデンサに変更します。 ¥5,400 他の交換箇所にも対応。部品代別途
オペアンプ/バッファ交換 BUF634のBW Mode有効化 ¥3,240 抵抗を挟む場合は部品代別途
指定のオペアンプ/バッファに交換します ¥3,240 2箇所まで。部品代別途
¥4,320 4箇所まで。部品代別途
¥5,400 8箇所まで。部品代別途
クロック クロック倍化 ¥4,800 クロック代込
MEMSクロック化 ¥5,800 クロック代込
メモリ 内部メモリ容量増加 調査中

といった感じでサービス化いたします。

他のDAPやアンプもこれに近い金額で対応可能にして行く予定なので、改造をご希望の機器があれば是非ご相談ください☆

 

<文 : BOSS>

-プレーヤー・アンプ