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【中華プレイヤー】Hidizs AP100レビュー

2017/02/15

Hidizs AP100

2014年発売のDAP、Hidizs AP100をフォロワーさんにお譲りいただきました。

この機種については充分すぎるほど各所でレビューがあるので今更という感じもしますがせっかくなので少し書いていきたいと思います。

お譲りいただいた方も中古で購入したそうで、外装には傷が多数。ですが大事なのは音ですから全く問題ありません。

Hidizs AP100:外観

まずはぐるりと見ていきましょう。マグネシウム合金の筐体はさほど重みを感じないのですが、結構頑丈な印象です。

正面。基本的な操作系統は全てここに集約されています。

サークル部は表示の通りで再生時には早送り、巻き戻し、曲移動と再生/一時停止。メニュー部では決定と移動になります。

右下は戻るキーで右上はボリュームです。

背面にはメーカーロゴとモデル名。

上面。3.5mmのイヤホンジャックとLINEOUTが付いています。右は電源キーですね。

LINEOUTもボリュームが反映される仕様になっているので、アンプなどに接続する際にはボリュームMAXが基本になるでしょう。

そのままイヤホンを繋ごうものならエラいことになりますのでご注意。

底面には充電/データ転送のUSB端子とSDスロット、COAXのIN、OUTがあります。

SDスロットはSDXCまで対応しています。

右側面。HOLDスイッチがあります。これが地味に便利。

左側面。パッと見ではこちらがボリュームだと思いがちですがSRC(サンプリングレートコンバータ)とイコライザのボタン。

AP100は24bit/192kHzまで対応していますのでSRCを使用することでサンプリングレートをこの値まで引き上げることができます。

EQは6種類あり、使用する場合にはロック・ポップ・クラシック・ジャズ・ベース・カスタムから選択が可能です。

Hidizs AP100:起動~設定画面

液晶には水没痕のようなものが確認できますが見づらいほどではありませんでした。

起動は一般的な電源キー長押し。数秒押すとメーカーロゴが表示されます。

起動するとこの2つのアイコンが表示されます。

機能は見ての通りで、左が音楽メニュー、右が設定です。まず設定の内容から見ていきましょう。

この画面では基本的に上下で項目の移動、左右で内容の選択を行ないます。

なお、「>」の付いている部分は決定キーを押すことでもう1階層潜って設定するようになっています。

必要最低限の項目はきちんと網羅されている感じですね。

中華プレイヤーながら、翻訳は割とまとも。

 

Hidizs AP100:リスト~再生画面

次に音楽のほうへ行ってみましょう。

リストはお気に入り(≠プレイリスト)、全曲、アーティスト、アルバム、ジャンルから選択でき、下部にはエクスプローラーもあるので選択に不便さは感じません。

(もろ趣味がバレますね…)

曲についてですがタグ内の情報ではなくファイル名で表示されます。また、他所の情報ではタグ情報のうち、曲順を認識しないということでした。

そのため私のように曲順をファイル名に含める方は問題ないでしょうが、単純にタイトルだけでファイル名を付ける方は曲順がバラバラになってしまいますのでご注意。

 

再生画面。この音源は表示の通り16bit/44.1kHzで取り込んでいます。

これをSRCでアップサンプリングすると…

こんな表示に。SRCを使用しているときは左上の「SRC」の文字が青くなります。

イコライザはその左に表示されるようになっていて、現在はオフですが…

EQキーを押すと切り替わり、現在どのEQが適用されているのかが表示されます。

 

では聴いていきましょう

airo-s-t

Lia/鳥の詩 44.1KHz/16bitのFlacを、まずSRCを使わず再生します。イヤホンはSIMGOT EN700

 

いざ再生…

 

まず感じたのは、余計な味付けはしないニュートラルな音。すっきり系です。

全体的に非常にそつなく鳴らしているのですが、じっくりと聴いてみるとどの音域も明瞭でキメの細かい音であることに気がつきます。

いたずらに雑味を加えることなく素材を活かしていく、といった感じでしょうか。

 

次にSRCを使用してみましょう。24bit/176.4kHzへ。

 

やや低音域が増しましたが、クリアな音はそのままに空間が広くなった印象です。ちょっと高域が刺さる感じが…?

音が濃くなり、SRCを使用しない状態とはガラッと変わってしまっていますが明瞭かつキメ細やかな音であることは変わりません。

 

オススメ度☆☆☆☆★

DACにCS4398を採用しています。以前から所有しているShanlingM2も同じチップを採用しているのですがやはりこちらもすっきり系。なんとなく傾向が似るんでしょうか…。

さておき、この2014年に発売されたプレイヤーは今でも充分すぎるほどに戦えると思います。

操作も中華プレイヤーにありがちな強烈なクセが無く、アルミ筐体なので軽量。音質の良さにも定評があり、SRCで音の変化を楽しむこともできる。

すっきり系をこよなく愛するかえるとしては実に満足の1台です。

<文:かえる>

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