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プレーヤー・アンプ

謎多きDAP 【AGPtEK IMP】 レビュー & ちょっと弄ってみました。

先日別件で大阪に行く用事がありまして、そのついでにeイヤホンの梅田店様にお邪魔してきました。

 

 

階段を上がった先に店舗があるのですが、その階段を探すまでにウロウロしたところが女性用の洋服や下着のショップが多くドキドキしました。

眺めるだけ眺めて帰ろうとしたところ、中古コーナーに見慣れないDAPを見つけました。

 

AGPtEK HIFI PLAYER

imp

 

上記のような製品名で売っていましたが、調べるとAGPtEKのIMPというものだそうです。

本体とケーブルだけでしたが3,990円と大変リーズナブル。

ハイレゾには基本的に非対応ながらもflacの再生が可能という中途半端さがたまりません。

 

original

ちょっとボケてしまっていますが構成は以下の通り

CPU
DACチップ WM8523G
オペアンプ LMH6643ma x 2
バッテリー 3.7V 1000mAh

調べてみるとaigo(愛国者)のZ1のOEM版と言われているそうで、外観が全く同じでした。

wavでのみ48KHz/24bitが再生可能なようですが、それ以外は48KHz/16bitが上限となっているwavユーザーに優しい世界。

DACチップの性能上は192もいけるはずですがCPUの問題かOSの仕様上の問題でしょうか。再生させようとしても「未対応のフォーマットです」と言われてしまいました。

 

1.操作性は良し

電源を入れるとクリオネのようなロゴマークが一昔前のイルミネーションのように点灯。起動はすごく早い。

標準で日本語に対応しているが、相変わらずというか時折謎の翻訳機任せな日本語がチラホラと飛び交う。

 

操作は電源とボリュームは物理的なボタンで他は正面のタッチパネルで行う。

押すたびに点滅するという特に望んでいない魅せ方が最高にロック。

電源ボタンを一度押すと画面の点灯が消えるが、ボリューム操作はそのままでも可能。曲送りなどをする場合にはもう一度電源を押す必要がある。

poweron

 

 

2.可もなく不可もなく。音場は狭め

手持ちの楽曲は基本的にCDから取り込んでそのままflacにしているので44.1KHz/16bitと再生可能。実際に聴いてみるとお値段から想定すると結構いい感じに聴こえ、特に悪いといった印象ではありませんでした。

 

傾向としては低音強めの高音域が若干籠もり気味。駆動力は比較的高めでER4Sも余裕で鳴らせる程で、籠もりはそんなに気にするほどでもなく、どちらかといえば強めの低音がボケボケなので全体的にのっぺりしている感じでした。

 

説明では64GBまでのMicroSDに対応のようでしたが、DX90に使用していたexFATの128GBも問題なく認識しました。

ただファイルの並び順が更新日時順となっていて、アルバムのように「01.曲名」のようなファイル名でもない限りすでに軽くランダム再生してくれている。

 

その後新しいMicroSDに入れ替えてデータを転送したところ。今度はファイル名順に並んでいた。謎である。

 

3.ファームウェアを探す。

公式サイトを見ても商品の説明しかなく、ファームウェアは調べた限り「過去には出ていた。」だけの様子。

気になったので別機種のファームウェアのアドレスから調べると、ファイル一覧がずらっと並ぶページに飛べるという親切設計()でした。

IMPのファームウェアもあるようですが、現在当たっているものと同じようなのでここで終了。

firmware

 

4.早速バラす

正直なところメイン機にもサブ機にも使用する予定がなかったので破壊前提で早速分解していきます。

 

back

背面の六角穴のねじを外してスライドすれば背面パネルが取れる。

至ってシンプルな構造です。

 

parts

基板を固定している4本のねじを外せばすぐに基盤だけの状態になります。

液晶もくっ付いてくるので汚さないようにマスキングしてあります。

前面もいたってシンプルな造りでした。

前面部に主要パーツが並んでいますので調べた限りの型式や容量を記載しました。

 

5.謎深まる

分解ついでにジャックのピンアサインも調べましたがこれが今回1番の謎。

6個ほどの端子があるジャックなのですが、どことも接触していないNCのようなものが2つ。それ以外はすべて短絡(0Ω)という謎のジャック。

一応4極にも対応しているようで、プラグを挿してテスターで調べるもすべての端子が0Ωをたたき出すという設計でした。

だからと言ってモノラルで再生されているわけでもなく、ちゃんとステレオ再生されている挙句ノイズやポップノイズもない。

テスターが故障した可能性も考えましたがそうでもなく、私の調べ方が悪いのか実はこういう構造もあって私が知らないだけなのかもしれませんが謎の残る構造でした。

 

コンデンサもマイナス側がほとんどGNDで、物は試しにと数個外したところでちゃんとそのまま再生するし音も同じという現象に。

もしかして飾りじゃないのかと思いましたが、オペアンプ交換の際に取り外したまま再生したところしっかり片側のみしか再生されなかったのでちゃんと機能はしているようです。

 

6.パーツの交換

気を取り直しまして安い機種ですが、ここでオペアンプだけでも豪勢に攻めてみようと思います。

opamp

OPA2211を採用しました。

一応2個使用していて左右独立していたので2個購入

 

この時点でDAPの値段とオペアンプの仕入れ価格がほぼ一緒

※本体3,990円 オペアンプ2個で3,400円

 

mod

ついでに余っているコンデンサも使用しまして、ボワボワな低音を引き締めにかかります。

 

mod2

バッテリー側にはおまじない程度にバッテリー端子に220uFを1本いれました。

 

思っていた以上に効果あり。ただし安物の域は脱せず

結果としてはボワボワと主張していた低音が引っ込み、それでいて解像度が上がりメリハリのあるサウンドになりました。

このプレイヤーはイコライザーを使用するとプリセットによってはCDプレイヤーのように低音をカチ上げてきていて、あまりに低音が強すぎるため機器によっては割れたりしていましたがそこも安定して大迫力な低音となりました。

 

とはいってもCPUなのかOSなのか、ほかの部品なのかと原因は様々ですが音質としては自信をもって良い!といえるにはまだ1歩及ばずといった感じです。

ただ価格帯や仕入れた部品を足しても8,000円前後と考えますと、プレイヤーとしては十分な音を出してくれているような気がします。

 

安定の試聴機へ。店舗でお待ちしております。

このAGPtEK IMP改も店舗にて試聴できるようにしておきます。

先ほどの通り価格帯で考えると申し分のないDAPかなと思いますので、新規購入や改造ベースで考えている方がいれば是非一度ご視聴にきてください☆

 

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