
【失敗談】初めての自作カスタムIEM
2017/02/15
いざ自作の道へ
今回はカスタムIEMの自作に失敗したお話です。
このネタ自体は方法が多くのブログなどで紹介されており元々興味があったのですが、初期投資になかなかの費用が必要なので今まで手がでなかったのですが…この度いよいよ自作欲を抑えきれなくなり手を出してみました。
結論としては失敗したものの、せっかく作ったので記事にしないと浮かばれないかなと思い掲載する次第です。よろしければお付き合いください。
<購入資材・機材>
(アフィリンクにはなっていませんのでご安心ください)
・型取り用透明シリコン
・UVレジン
CA中野(@Nakano_CA)で購入したKiraKiraGem。臭いが少なくオススメ。
・UVライト
36W。Amazonで購入できます。
・リューター
私はよそで買いましたがAmazonでも売っています。速度可変式でこの価格は魅力的。
ビットは必要に応じて別途用意してください。
・おゆまる※自己責任で※
何に使ったかは想像にお任せしますが上手く冷ましながらやらないと耳介をヤケドします。
・紙コップ
100均とかので充分です。透明のほうがいいかも?
・紙やすり
400、600、1000、2000番くらいでよいようです。
・ドライバ
とりあえずBA1発からということでRAB-32257を用意しました。
・音導管
オヤイデの透明2mmを使用
・MMCXメス
汎用性が高いので今回はMMCXを採用。
オヤイデとかで売っています。
・半田ごて
HAKKOの温調型は小手先の交換もできてオススメ。
・ハンダ
音響用とかがあればなお良し。
1.耳型を用意
補聴器取り扱いの店などで耳型を取ってください。
耳型はリューターなどを用いて
↑この部分に上手く収まるように調整していきます。
ここで段差などを綺麗にしておかないとかなり残念な見た目になります。
2.型取り
調整した耳型を紙コップの底面に固定して、中にシリコンを満たしていきます。
で、大体24時間で固まったものがコチラ。
赤いのは固定に使ったおゆまるです。ここからシリコンを切り開きながら耳型を摘出しましょう。
3.シェル作成
出来たメス型にレジンを流し込んでいきます。
本来は透明ですが緑で着色をしてみました。
自身の好みの厚さで取り出します。
硬化時間は使用するレジン液などによって変わって来ますが私の場合は45秒で丁度よい感じでした。
両耳とも硬化させてバリを取ります。
収まりの確認。特に問題なし。
ざっくりと紙やすりで磨きつつ、音導管を通す穴とMMCXコネクタをはめる溝を作ります。
4.ドライバの用意
MMCXメス⇒ケーブル⇒ドライバの順で半田付け。
接続部はホットボンドやレジンで固めましょう。
ついでに音導管を繋いで出音の確認を。
この状態ですごく音がいい。
5.ドライバとシェルの合体
シェルにドライバー一式を埋め込んで、内部をレジンで充填しました。
形としてはこれで完成。あとはバリなどを取って滑らかにしていきます。
ここで装着感を確認して気づきました。コネクタの位置を誤ったことに。
ユニバーサル型と比較するとおわかりになるかと思いますが耳穴側に寄せすぎました。おかげでケーブルが挿せない…ああやっちまった…。
設計は計画的に
見た目はともかくきちんとはまって音の出るところまでは良かったんですけどね…凡ミスしました…。
今回、資材がかなり余りましたので失敗は成功の母と思い、懲りずにまた挑戦しようかと思います。
"でも次も失敗したら凹むから次はひとまずユニバーサルにしようかな…。
<文:かえる>
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