er4ss

イヤフォン

ER4Sのドライバを使用してイヤホンを作ってみました。

2016/11/05

最近iPodの修理案件が増えてきましてうれしい限りでございます。

それに合わせて在庫も増やしていこうかと思いますので、何かお探しのパーツがある方はTwitterででもご一報ください!

 

さて、話は変わりまして以前から模索していたのですが

ER4Sのドライバを使用したら同じようなイヤホンが作れるのか」という事で挑戦してみようと思います。

 

1.シェルの選定

元々のER4Sは耳にストレートに刺さるタイプなのでタッチノイズも多く、見た目も「耳に何か刺さってますよ」といった感じなので

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SHUREのDIY用シェルにしてSHURE掛けタイプにしようと思います。

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価格は左右セットで2.500円ほど

 

2.ドライバの調達

ER4Sは前の記事でもお伝えしました通り、Knowles ED-29689を使用しておりますのでそれを調達します

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価格は2個セットで3,000円ほど

 

3.抵抗の選定

ER4Sといえば100Ωの抵抗が組み込まれておりますので、それに合わせてこちらも100Ωの物を使用します。

抵抗の種類ですが、以前に調べた中では断トツの素敵サウンドを奏でてくれましたVARを使用します。

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お値段はなんと1個2,160円。2個使うので4,320円ですね

 

いざ組立!

この時点で既に部品代だけで9,820円。標準のER4Sとはドライバ以外全く別物ですがそれでもあの価格になるのは何か納得できるものがありますね・・・

このSHUREシェルですが、標準品よりBAまで距離が長くなってしまうので音導管を使用して組み込みます。

手持ちの音導管は若干太くこのシェルのノズルでキツキツだったので、ノズル部をピンバイスで削り拡げました。

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完成しました。透明のシェルなのでハンダなど粗が目立ち尽くしますね・・・

 

慣らし運転必須。暴れまくる高音域

早速音楽を聴いてみましたが、標準のER4Sがどんな状況をクリアして皆様のお手元に届くのかは不明ですがコチラはドライバも初運転で抵抗も同様の状態なので正直に言うと結構ひどい状態です。

解像度は標準品より低く、高音域は若干刺さります。音導管を使用したとしても距離が長くなった分低音は強く感じますが、それが悪手とならない事を願います・・・

しかしVARだからなのか構成上なのかはともかく、低音のあの沈み込むような感じは健在で非常に心地よくまとまっております。

SHURE掛けタイプにしたことにより耳の奥まで突っ込んだとしてもタッチノイズは標準品より断然少なくなり、これなら歩きながら使用したり激しめの運動をしても大丈夫そうです。

 

なんとなくわかっていたことではありますが、

やはり同じドライバだからといって同じ音がするわけじゃない

という事ですね。

 

以前の中華イヤホンに抵抗を挟んだ場合もそうでしたが、同じドライバを使用したからと言って同じ音質にはならないという結果でした。

ただこの作成したイヤホンは先ほどの通りエージングはこれからとなっていますので、もしかしたら小慣れたころには化けてくれるのではないかという淡い期待も持っております。

 

今後に期待!エージング日記します

【作成日(10/23)】

高音は刺さり気味、解像度は従来製品より下回ってるものの高めではある。

低音は純正品よりよく出ていて、その辺りはコチラの方が好きな感じ。

 

【10/28】

休みの間ずっと再生したままにしていました。

初期のころよりかは高音の刺さりが無くなってきました。

どちらかというと低音の方が目立つようになった気がするが全体的にスッカスカな感じはそのまま。

 

【10/29】

高音部分には特に変化なし。

純正のER4Sのあの消耗品扱いの小さいフィルターは音質フィルターも兼ねているのかただの耳垢防止フィルターなのか謎が深まる。

 

【10/30】

意識してER4Sのイヤーピースを使用しているがそれがそもそも合ってないという可能性も考えてSHUREのイヤピに交換。

・・・変わりませんね!!!

 

【10/31】

試しにフィルターを入れてみようと思い発注。

ただギリギリまで音導管を使用しているのでその中に仕込めるクリアランスがない。

フィルターが丁度挟まりそうなイヤーチップで試してみます。

 

【11/5】

早速届いたのでイヤーチップに合体させてみました。filter

かなり高音が落ち着いて気持ちの良い聴こえ方になった。

ER4Sのフィルターもただの耳垢混入防止フィルターというわけではなかったのかも知れません。

再生時間によっての音の変化はなくなったのでエージングはこれで終了にします。

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