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ヘッドホン

【カスタム】マランツMPH-1のドライバーを交換してみました。

ドライバーを変えてもなおマランツMPH-1と呼んでよいものか…

先日プラグを交換したマランツのMPH-1。その前にも何箇所か改造していたのですがせっかくなのでそのカスタム内容を記事にします。

既にタイトルにある通りなのですがこのヘッドホンに施した一番大きなカスタム内容は「ドライバーを変えた」というもの。

もうドライバーを変えたら音なんて丸っきり変わってしまいますから、この改造を施してなおマランツMPH-1という呼び名で良いものかを悩むのですが…まあそれはそれ。

 

さて、そもそもなぜこのヘッドホンが発売された際に、上位機のMPH-2ではなく敢えてMPH-1を購入したのか。

それはドライバーサイズが40mmだったから、そして筐体の造りがMDR-CD900STに似ていたからという2点に尽きます。

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↑MPH-1/MDR-CD900ST↓

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パッドの形とか、バンド調節の部分とかがなんとなーく似てますよね。

そう、詰まるところ初めから改造するつもりだったのです!…改造するためにわざわざ新品を買うとかどうかしてますね。きっと何かの病気に違いありません。

病気である証拠に、この改造は発売から4日後、使用期間としてはたったの2日で行なっています。ああ、もうだめだ。

 

さておき、ご存知MDR-CD900ST。いわずと知れたモニターヘッドホンのベストセラーです。こちらの機種の特徴のひとつにプロ仕様であるがゆえにあらゆるパーツがバラ売りされているということが挙げられます。もちろんヘッドホンの心臓というべきドライバーすらもです。

 

というわけで、はい!

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こちらがMDR-CD900STのドライバーです。改造当時は約2,400円/個ですので2つで4,800円くらいでした。

念のために、ここでこのドライバーの金額がMPH-1の購入金額3,980円を超過しているということをお伝えしておきます。

 

いざ改造

では役者が揃ったところで改造していきましょう。

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まずはイヤーパッドを外します。これはただ2枚のプレートに挟んでいるだけなので難なく行なえるでしょう。

外せたらプレートを留めている4本のネジをプラスドライバーで外します。


 

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すると簡単にドライバーが姿を現しました。引っ張りすぎてケーブルを引きちぎらないように注意しましょうね。

こちらはR側の配線。シンプルに3本の線がドライバーに繋がっています。


 

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こちらはL側。このヘッドホンは3.5mmプラグからまずL側に入り、L側ドライバーを経由してR側へ回る配線になっているのでL側のほうが少々ゴテゴテとしています。

配線は3本構成。黄色がGND、青がL側HOT、赤がR側HOTになっています。

配線位置を忘れないようにしながら半田ごてでケーブルを外しましょう。


 

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次にプレートからドライバーを外すのですが、これがなかなかのクセ者。

(この写真は既に浮かせた後ですが)ご覧のとおり割と強力に接着剤が付けられていて簡単には外れません。そこで…

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この赤丸の部分に若干の隙間があったのでそこに金属のヘラを差し込んで、筐体とドライバーを傷めないようにしながら慎重にテコで持ち上げました。

おそらくここがこの改造最大の難所です。


 

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さあ、無事にドライバーを外せたらCD900STのものと比較してみましょう。

当然ながら径は一緒。40mmです。ですがCD900STのほうは振動版を金属で保護しているので厚みがあります。


 

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ではプレートにCD900STのドライバーを乗せていきましょう。サイズがピッタリなため、全体に均等に力をかけるようにしないと斜めに入るのでご注意。

斜めに入ってしまった場合は裏側から引っ張り出すのはまず無理なので表側(耳側)の穴から布を巻きつけたドライバーなどで押し出して対処しましょう。

その際には無理に力をかけてドライバーの金属部分を曲げないように…。


 

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無事に入ったらあとは対応する部分に配線をしてやればOKです。プレートをネジで固定してパッドを戻せば完成!


 

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ということでこちらが新生MPH-1です。当然ながら見た目は一緒。

実はこのとき、ドライバーの変更以外にケーブルを詰めたのですがこの作業が甘かったために後日プラグを変更する羽目になったというわけです。

 

さて、最後に肝心の音について簡単に。

まずデフォルトの状態では4,000円未満という価格帯としては充分な分離とクリアさを持ちながらもボーカルがやや篭って聴こえるというモニターとしては残念な音。

ここをモニターの代名詞であるCD900STのドライバーに変更したことでCD900STと同じ音になったのかと思いきや、これがリスニング傾向の楽しい感じの音に変わったのは意外でした。

しかし各音域はやはりバランスが良くフラットに聴こえるという特性はそのまま。なかなかに面白い結果であったと思います。

もしCD900STをお持ちで聴き比べてみたいという方がいらっしゃったら是非Twitter(@hires_audio)などでお声がけください。

<文:かえる>

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