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イヤフォン

【メーカーサンプル】Echobox 「THE FINDER X1 [i]」開封レビュー

Echobox THE FINDER X1 [i]

7月にTHE FINDER X1の試聴機をお借りして記事を書かせていただいたことがありましたが、今回はREVさん(@forREV)経由でその兄弟機のTHE FINDER X1 [i]のサンプル品をいただけましたので開封レビューをしていきたいと思います。

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前回と今回で何が違うのか、ですが最も大きな違いは製品名の「i」の部分、Mfi認証を通過したリモコン付きのモデルだという点でしょう。

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X1は周波数帯域が15Hz-35KHzでしたがX1 [i]は15Hz-40KHzとの表記が。メーカーページではいずれも15Hz-35KHzとなってはいましたが恐らくは違うのでしょう。

ハウジングはチタン製でケーブルは銀メッキ銅線、プラグは金メッキの3.5mmステレオです。周波数帯域以外には特に変わりはない模様。

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背面には細かな説明

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付属品としてケースとフィルター、イヤーピースが入っているようですね。


 

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というわけで開けていきましょう。

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イヤーピースはコンプライのものも入っているようですね。

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というわけで全て取り出してみました。

本体、説明書(英文)、保証書(3年間)、コンプライ400番のイヤーピース、ケースとなっています。

本体のケーブルには強烈にクセが付いていて見栄えは悪し。装着したときもヨレヨレで分岐部分がきちんと中央に来てくれません。

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ケースの中には更に付属品が。

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S/M/Lのシリコンピース(Mのみ2セットあり1つは本体に装着済み)、3段フランジ、2段フランジのイヤーピースと赤、黒のフィルターが入っていました。

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本体を見て行きましょう。リモコン付きなのでプラグは4極になっていますね。

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こちらがリモコン。よくあるプラスチックのチープな感じではなく、チタンの本体に合わせた金属製というのが好感が持てます。

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リモコンの使い方。残念ながら曲操作は再生と一時停止、ボリュームの増減しかできないようです。

では聴いていきましょう

せっかくMfiを取得しているので今回はiPhoneで。自前の5sを使用します。

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曲はマイケル・ジャクソンのsmooth criminal。AmazonMusicで再生します。

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X1と同様にフィルターにより音を変えることができるモデルになっています。

説明書によれば黒はウォーム系で高音を削りつつベースを強めに。白はバランスよく。赤は最もクリアに聴こえるとのこと。

 

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まずフィルターはデフォルトの白で。イヤーピースはシリコンのMサイズを使用します。

 

いざ再生…

 

金属筐体な上に銀メッキ線を使用しているということで、中高音の表現力は大したものですね。

全体的に分離が良く音場は広めで締まった音です。

高音のハイハットはハウジング素材のおかげもあってか金属感のある硬い音。ボーカルのサ行も含めてやや耳に刺さります。

中音のボーカルは主張が強くもクリアに。

低音、ベースは音量としては控え目ですがこれも響きが少なくカチっと硬い音です。

 

ではフィルターチェンジ!

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ネジ式になっていますので回せば外れます。

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ステム内はこんな感じ。2つの穴から音を伝えているようですね。

 

次は黒のフィルターに行ってみましょう。

いざ再生…

 

説明書によればウォーム系ということでしたがなるほど、白に比べて硬さが和らぎ、少し角が落ちて音に丸みがあります。

ベースも音圧があがり、高域は少し下がりました。

ハイハットは金属感を残しつつもやや響きが加わりライブ感が増しました。刺さりも減少。

ボーカルは変わらずクリアで少し艶が出ましたね。この曲にある怪しい雰囲気が際立ちます。

ベースは量感が増しました。ですが元が小さめなのでドンシャリになるほどではなく程よい主張で逆にバランスの良い感じに。

 

では最後に赤に行ってみましょう。

…と思ったのですが

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R側フィルターのねじが最後まで回りきらず、LRでステムの長さが変わってしまいました。残念。

さておき、とりあえず聴いていきましょう。

 

説明書では赤は最もクリアということでしたが個人的な感想としては、クリアというよりは最もあっさりした音でした。

 

ハイハットには硬さが戻り、元々少なかった響きが更に削られてほぼアタック音。刺さりは白と同程度。

ボーカルはクリアさが増しましたがコーラスとの境目が曖昧になり、分離は悪くなりました。

ベースは量感としては白と変わりませんが沈み込む響きが無くなり、やや薄くなりました。

ある一定の周波数から下を一気に削ったような、やや不自然ささえ感じてしまう軽めの音。ただ、音が軽い分耳への負担は少なそうですね。

 

好みの問題はともかくとして、3つのフィルターでは明確に音の傾向が変わります。

ただ、全体を通して中>高>低というバランスのイヤホンのようですね。

総評☆☆☆★★+0.5 音がいいだけに造りの粗雑さが残念

定価で2万円以上するだけあってやはり音の実力は素晴らしいです。筐体は小さくデザインもシンプルでシーンを選ばず使えるでしょう。

X1のときにも書きましたが是非フィルターとイヤーピースで自分の好みの音を追求して欲しい逸品です。

 

しかし、だからこそケーブルの強烈なクセやフィルターがはまりきらないなどの粗雑さが残念で仕方ありません。このX1 [i]は特にリモコン付きということで普段使いを想定しているのでしょうから尚のことファッション性も大事になってきます。

もちろんフィルターの件は全てのパッケージで発生することではないでしょうが、ケーブルについては少なくともパッケージングの際にはきちんとまとめておく等の改善があると良いなと感じました。

<文:かえる>

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