
強も弱もバッチこい?!final PianoForteⅡレビュー
「REV(@forREV)さんからお借りしました」シリーズ第16弾!インナーイヤーがしばらく続きます。
今回はイヤホン自作教室などを定期的に開催している「final」というメーカーのイヤホン。
final Piano Forte Ⅱ
こちら。final PianoForteⅡでございます。「Piano」と「Forte」という真逆な名前を持ったイヤホンです。
finalが出した低価格帯イヤホンとしては初のモデルなんだとか。
インナーイヤーはsabiaのようにイヤーピースをつけられるようなデザインが多い中で、このPianoForteⅡはイヤーピースをつけない前提のデザインになっています。
このとおりダクトがニョキっと生えております。他にも数箇所音出し用の穴が開いております。
ドライバは15.5mmの大口径ダイナミック。
では聴いていきましょう
今回は(いつものプレイヤーを忘れたので)AK120で聴いていきます。
曲はKalafina/THE BEST "Red"よりmoonfesta。96kHz/24bitのハイレゾ音源です。
いざ再生…
このイヤホン、装着の仕方で音がだいぶ変化するようなのですが今回は普通にすっぽりとはめた状態での感想になります。
まず高音。やや刺さる感はありますがタンバリンの音などはシャンシャンと気持ちよく聴こえています。
中音。ボーカルは前に前に出てきている感じ。ギターの響きが空間表現の広さもあって心地よいですね。
低音。質は悪くないもののこれはかなり小さいです。鳴っているのはわかりますし音のバランスが崩れるほどではないのですが他の音域に比べると明らかに後ろに引っ込んでいます。
音の傾向としては中音の強い、いわゆるかまぼこ型でしょうか。音場はインナーイヤー型であるとしても広いですね。音のバラけは普通~ややよいといった感じ。
オススメ度☆☆☆★★
平均価格約3,600円。価格を考えると性能としてはまあまあ良いかな、といった印象です。いわゆる中華イヤホンなどの国内で一般販売されていないモデルを差し引けば優秀ではないでしょうか。
ただその形の特性もあって耳に合わない方もいるかと思います。また入り方で音が変わりますのでもし購入したい場合には一度実際に試聴してからをオススメいたします。
<文:かえる>